【知らないとヤバい】ハワイ留学前のワクチン接種

実はハワイの大学に通うためには、必ず受けなければならないワクチンがいくつかあります。
期限までに受け損ねると履修ができない、対面授業が受けられないなど様々なトラブルが起きてしまいます。
せっかく留学したのに接種証明ができずに授業を受けられない、なんてことにならないようにしっかり準備しましょう。

目次

ハワイ大学留学にはワクチン接種が必須?

ハワイ州では、州内の大学に120日以上通うすべての学生に特定のワクチンの接種を義務付けています。
期限まで接種証明書を提出しないと履修が取り消され、対面授業を受けることができなくなってしまいます。

この記事ではハワイの大学に留学するために必要なワクチンと、特別な事情により接種できない場合の対応についてご紹介します。

必要なワクチンの種類は?

具体的に必要な予防接種をご紹介します。
こちらの記事では2023年ハワイ大学マノア校入学時点での情報です。詳しくは以下のサイトをご覧ください。

ハワイ大学マノア校 Health Clearance

1. Tuberculosis (TB) Clearance ツベルクリン検査

TBとはツベルクリン、つまり結核のことです。アメリカでは結核感染症に対する水際対策として、長期滞在者にTB検査を要求しています。ハワイに留学する場合、12か月以内の検査結果の提出が必要です。

ツベルクリン反応検査とは、腕に検査薬を注射し、48時間後に接種部位の反応を見る検査のことです。日本人の多くはハンコ注射を受けている影響で、ほとんどの場合ツベルクリン反応検査で陽性反応が出るようです。そのためツベルクリン反応検査に加え、胸部レントゲンを撮って活動している結核がないことを証明する必要があります。

私自身はハワイで生まれているのでハンコ注射を受けていません。このような場合は、医者立会いの下書類(Risk Assessment Form)を埋めるだけで陰性証明になる場合があります。現地の病院で対応してもらえるので、こちらも検討してみてください。

2. MMR (Measles, Mumps, Rubella) 麻疹、おたふく風邪、風疹

MMRワクチンは風疹、おたふく風邪、風疹の予防接種です。2度の接種が必須です。

3. Tdap 成人用三種混合

こちらは破傷風、ジフテリア、百日咳の予防接種です。10歳以上の成人用のワクチンです。同じような効果のあるDTaPを幼少期に接種済みでも、改めてTdapの接種証明が必要ですのでご注意ください。

4. Varicella 水痘・みずぼうそう

Chickenpoxとも呼ばれるみずぼうそう。こちらはMMR同様2度の接種が必須です。
受けたつもりでも1度しか受けていなかったということもあり得ますので、今一度確認してみてください。

5. MCV (Meningococcal Conjugate Vaccine) 髄膜炎菌髄膜炎ワクチン

こちらのワクチンは、On-Campus Housing に住む21歳以下の学生のみ証明書の提出が必要です。他のワクチンと違い、履修に影響はありません。しかし、証明書を提出しないと寮に住めなくなってしまう可能性があるため、該当する場合は忘れずに接種しましょう。

ちなみに… 新型コロナウイルスのワクチンは?

2023年現在、アメリカ入国時、またハワイの大学出願時に新型コロナウイルスのワクチン接種証明や陰性証明を要求されることはありません。もちろんいざという時のために接種しておくと安心ですが、私は提出を要求されたことはありません。

ワクチンを受けることができない場合

健康上または宗教上の理由でワクチンを接種することができない場合は、Exemption Formを提出することでTB Clearance以外のワクチン接種が免除されます。

宗教上の理由によりワクチンを接種できない場合、Religious Exemption Form for Immunizationsにサインし、提出します。

健康上の理由がある場合は、担当医にMedical Exemption Formを埋めてサインしてもらう必要があります。医療機関に行く必要があるので、早めにご準備ください。

最後に

以上が留学時に必要なワクチン一覧でした。生まれ育った国によってワクチンの接種状況はかなり違うと思いますので、今一度自分の接種履歴を確認し、不足があれば早めに病院で接種してもらいましょう。
体質などを十分に考慮し、負担が大きすぎると感じる場合には医療機関に相談し、免除してもらうことも検討しましょう。

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